2012年4月15日日曜日

春るるる、春ららら/その2

一週間経ってしまいましたが・・・。

岩室温泉富士屋さんにて、2日間に渡る販売が終了しました!

ご来場いただいた方、お買い上げいただいた方、ありがとうございました!!

引き続き岩室温泉富士屋さんにて販売をしております。

是非この機会にお買い求めを!!

では、中身のご紹介〜。



まずは、コーヒーとクッキーのセット「春るるる」から。





焙煎コーヒー温」さんのやすらぎブレンドが70g入っております。




10gで1杯分ということは、なんと7杯も飲める!!

温さんはコーヒー豆の焙煎のお仕事をされていまして、

新潟市中央区にあります、クロスパルの1階の喫茶店でコーヒーを販売しています。

クロスパル、30分駐車無料手続きできるので、是非行ってみてくださいね。

期限が切れたコーヒーの粉をとても可愛らしいフェルトのマスコットの中に入れ、消臭剤としても販売したりしています。

今回、70gのパックは特別に作っていただきました。

焙煎は別の建物で行っているのですが、コーヒーのいい香りとどこか昭和ノスタルジックな空間が心を掴んで放しません!!

個人的には、温さんのコーヒーは柔らかくてとても好きな風味です。

色々種類があるので、一度お試しあれ。


さて、クッキーは「就労センター白山浦」さんのブランド「リトルベアのラスクッキー」。





ラスクの上にクッキーをのせて焼いたという、ラスクッキー。

ラスクを専門に製造していた施設の職員さんと、クッキーを専門に製造していた施設の職員さんが出会って出来た、オリジナル商品とのことです。

サクサクのココアとプレーンのラスク2種とラスクッキーを入れてもらいました。

甘すぎずで、ぼりぼり、ぱくぱく、すすんじゃいます。

ラスクには米粉20%を使用しているというのがこだわりのひとつ。

白山浦さんはパン屋さんを営業されています。

お店の奥でパン製造をしていて、その姿が透明な窓から伺えてとても安心感があります。

「みんな、せっせと働いているなー」と元気をもらえます。

価格もお手頃なパンが並び、このラスクッキーも販売しているので、是非行ってみてくださいねー。



ではお次は、クッキーとハーブティ「春ららら」のご紹介。



ハーブティは「地域活動支援センターすずらんクラブ」さんのものから、

鉄分が補給できるというネトルとラズベリーリーフが入っている「はきはき」を使わせていただきました。

おもしろいですね、はきはき!!他にもるんるんとか、わくわくとかあります。






「ハーブティー」のイメージより「お茶」というイメージの方が少し強いかもしれません。
とても飲みやすく、ほんのり甘く、こんなハーブもあったのかーという発見です。

メンバーさんが、一袋(約1杯分)のグラムを計って袋詰めしているそうです。

写真がありませんが・・・、

納品のとき、とても素敵な新聞バッグに入れてくださいました!


「春ららら」にも「春るるる」と同様に、白山浦・リトルベアさんのラスクッキーがセットになっています。



各施設さんの相手を想う気持ちがとても温かく、いつも発見と学びがあります。

見えぬ相手を想像して仕事をする。そして、その相手が見えるとより具体的にその人を想い仕事をする。

丁寧で温かい。

「春るるる」と「春ららら」がその温かさを内包して、素敵な春のひとときとなりますように。
























2012年4月4日水曜日

鳩ボンボンが出来たワケ

三越での出店で販売しました、「鳩ボンボン」。


「鳩のモチーフの木製ピンバッジ」と「毛糸ボンボン」のセットです。

フェアトレードの麻ひも(made in バングラディッシュ)に、

毛糸のボンボンを通してオーナメントに仕上げ、そこに鳩のピンバッジがついています。

箱も牛乳パックの再生紙を使用しています。

koroとしては、とてもよいかたちの商品になったと思っています。

だから、言いたい!伝えたい!ことはたくさんあります。



まずは、「鳩のモチーフの木製ピンバッジ」について。


製造は、いつもお世話になってます青松ワークスさん。
糸のこ名人浜ちゃんこと浜浦さんが、丁寧に切り抜いてくれました。
この鳩のモチーフ、これまでに青松ワークスさんでクリスマスのオーナメントとして販売されていたかたちを、そのままサイズを変更させていただきピンバッジにしました。
種類は、「朴(ホオ)」「楢(ナラ)」「アルダー」の3種類。仕上げは椿油のみです。

クリスマスシーズンに販売される、青松ワークスさんの木製オーナメントはとても素敵ですよ。



そして、「毛糸ボンボン」

石けんでお世話になっている地域活動支援センター結屋さん。
ある日、発注していた石けんを仕入れに行ったときのこと。

「あんたたち、こんなん好きじゃない?」と言われ、箱の中をのぞいてみると、
まー、それはそれはたくさんの毛糸のボンボン!!
つかみどりしちゃうぞ!!

お話を伺うと、普段あまりお仕事らしきお仕事をされない利用者さんが、
「毛糸を束ねて巻く」ということだけは好きでやるらしく、
その奇跡の仕事っぷりを「なんとかしたい!」と思った職員さんやボアンティアさんが、
ちょきちょきと奇麗に整えボンボンにした、という、なんともいえない愛のストーリーが詰め込まれていたわけです。

確かに、その利用者さん、いつ会っても、バランスボールに乗っている・・。

私たちが行ったその日もバランスボールに乗っていて、でも、隣で「きゃーかわいい!すごーい!!」とかわーわー、きゃーきゃー言っておりましたら、バランスボールから降り、すっくと立ち上がり、何やら毛糸の入った箱を持って2階へ行きました。

どうやら毛糸巻きは2階の部屋で一人でやるらしい・・・。
儀式かっ。

ここで大事なのは、確かにこの利用者さん一人でやったことではないけれど、(むしろ他のひとの手間の方が多い)それでも、この利用者さんの仕事としてのボンボンの最終形となっているということ。

それは、きっと、その利用者さんの側にいる人が、心からその人の仕事を大切に想っているということに尽きると思います。だから、そのボンボンはその利用者さんが作ったものとなっているし、それでも、まわりの人たちはとても満足で嬉しくて、そういう愛情のかたちなのだと思います。

福祉施設における仕事のあり方として、「10工程中、1工程でも出来ることがあれば、その能力を絶対に逃さず生かす!」という意気込みというか熱い視点をもつ職員さんがいるということは、その施設の相当な財産なわけです。

製造ぜーんぶ、出来なくたっていいのです。
得意な部分を集中して伸ばしていけばいい。

ただ、そこで大事なのは、「利用者さんのちからをこころから信じている」という姿勢である。と、このボンボンから深く学んだのです。

ちょうど鳩のピンバッジの販売は決まっていて、パッケージをどうしようか悩んでいるときだったので、合わせてみたらとーってもよくお似合い!
「鳩ボンボン」のご誕生となりました。

ネーミングは納品書に「毛糸ボンボン」と書かれていたのでそのままいただきました。



最後に「パッケージの箱」について。

小さな箱に詰め込みたい!というイメージと、

パッケージも福祉施設のちからを・・・!という想いがあわさって、

わかばの家さんの牛乳パックの再生紙を使用させていただきました。

わかばの家さんの再生紙は厚手でとてもしっかりしています。

絵を描く方にも販売しているとか。



なんか、こんな風に色んな作業所さんのちからを結集してひとつの商品を創るというスタイルはとても面白いなと思うのです。
ただ、施設さんにとっては、新しい作業工程が増えてめんどくさーい!ってなることも多々見受けられますが・・・、きちんと販売していくことで、「面白さ」につながっていくのかなと思います。

ほんとに「面白い」「楽しい」と思えることは、簡単には手に入らない。
だから、「面白い」んだろうし、「楽しい」と心底思えるんだと。
この感覚は経験しなければわからないもんです。

ものごとやイメージが行ったり来たりして、その揺らぎの中で、かたち創られて行く。
ゆったりと時間が流れる福祉施設での手工芸の仕事に、とても合っていると思います。
その過程も楽しめるといいなと、懲りずに次の展開を想像しています。

施設さーん、まだまだこれからですよー。



鳩ボンボン
/鳩のモチーフのピンバッジと毛糸ボンボンのオーナメントのセット
¥1,680(税込み)
※近日、koroのHP/商品のページに掲載致します。

たがいに・にいがたキャンペーン@新潟三越

3月20日(火)〜27日(火)新潟三越2階にて、

「たがいに・にいがたキャンペーン」という、

新潟で作られているものや活動する人・商品を紹介するという催事が開催され、

私たちkoroも出店・販売させていただきました。






百貨店での販売なんて考えたこともなかったので、

「だ、だいじょうぶかー・・・」とうろたえながらも、

観に来てくれた知人たちに助けられ、無事出店を終了しました。

来ていただいた方、遅くなりましたが、ほんとうにありがとうございました。



新作「鳩ボンボン」始め、「エコポット」「点字封筒+ポチ袋」もたくさんの方のもとへ届いたようで、よかったよかった。

ほほえみさんの織り物のハギレで作るくるみボタン作りも大盛況!

老若男女問わず、楽しんでいかれました。

みんな、あのボタン、どこにつけてるのかなー。



実は、ストールとベルトも販売予定だったのですが、

組成表記がはっきりできないという理由のため展示のみとなりまして、

MI通信を見られてご購入希望で足を運ばれたお客様、大変ご迷惑をおかけしました。

ネットからのご注文可能ですのでkoroのHPよりご連絡いただけると幸いです。


織り物をかける什器は、金沢に住む小林の知人に制作してもらいました。

「金属ビス類を使わずに、ばらしてコンパクトになるタイプで」とお願いしたところ、

とっても素敵なものに仕上げてくれました!!

織り物との相性ばっちりでした。感謝。

これから、大切に使わせていただきます。


さて、いつもと雰囲気の違う場所での出店でしたが、

かえってそのことで、

普段のイベント出店には来にくいような世代の方や、

福祉とはまったく無縁な若い女子など、

また新たな出会いもあり、

それぞれの場に、それぞれの理由があるのだなと感じました。




フロアを作っていく社員の方々の苦労も垣間みれて、

貴重なデパガ体験、終了。

春うらら、春るるる/その1

出た、らしいです。

温泉が!!


岩室温泉富士屋・ゆめや さんの自家源泉だとのことです。

温泉ってほんとに良いもんですね、私たちも大好きです、温泉。


さて、今週末この湯開きに関連して感謝祭が開かれるようです。

koroは今回いつもとは違うかたちで出店させていただきます。うふふ。



通常富士屋さんのお土産コーナーで、私たちもさをり織りの商品でお世話になっています
「ワークセンターほほえみさん」の商品が販売されています。

ほほえみさんの営業活動が実って販売がスタートしたとのことです。

とても丁寧な紹介POPと奇麗なディスプレイ、なんと、手がけておられるのは社長の武藤さん。素晴らしいですね。

そんな武藤さんが、ほほえみさんから私たちの存在を聞き、

「とても素敵な織りなので、多くの方にその温かさを持ち帰ってもらえるようなそんなものができないか」という、(ざっくり言うとこんな感じのことでした)

なんだかそれだけで心が温かくなるようなご提案をいただき、湯開きのイベントも重なっていたので、

ほほえみさんの織りを使ったお土産のパッケージとしてご提案させていただきました。


手織りの生地を使ったパッケージなんて、贅沢だなぁと自分たちでも思いますが、

中身がなくなっても、保存袋や収納袋としてもお使いいただけます。



針金の留め具を放して出し入れします。

気になる今回の中身はkoroセレクトで、2種類ご用意しました。

全て福祉施設で製造しているものです。


◎春うらら 
「すずらんクラブのハーブティー」 + 「リトルベアのラスククッキーとラスク」
◎春るるる
「温のコーヒー/やすらぎブレンド」 +「リトルベアのラスククッキーとラスク」 

一袋 ¥1,260(税込)


今後富士屋さんでの販売展開もあるかもしれません。(中身は変更あり)
楽しみですねぇ。

今回の販売の為に、新たに訪問させていただいた施設さんもあります。
みなさん、お忙しいのに快く対応していただきました。

中身についての詳細は、またあとで!!



◎富士屋・ゆめや 自家源泉おひろめ温泉感謝祭
4月7日(土)、8日(日)両日出店
11:30〜16:00ごろ
岩室温泉富士屋
※詳細は富士屋さんHPにて→http://www.hotel-fujiya.co.jp/?page_id=1176