2012年11月26日月曜日

sunday写真館 2012

今年もやってきました。


カメラマン・内藤雅子さんによる、sunday写真館。

昨年よりスタートした企画で、koroでは写真台紙を作らせていただいています。

内藤さんは、サバっと繊細で純粋なねぇさん。

オシャレな建物の中のスタジオで、

フィルムで「今」を撮ってくれます。


昨年、写真台紙の提案をいただいて、作らせていただきました。

今年もお話をいただいて、

あー、一年経ったのだなぁとしみじみ思うのもつかの間、

一斉に各施設さんへ発注。

一回目の納品終了しました。

明日は二回目の納品。

施設さんもがんばっております。

koroも頑張っております。

何より内藤さん大忙しです。

師走ですね。

sunday写真館、とても人気で、たくさんの数をいただいているので、

施設さんもとても喜んでいます。

koroも喜んでいます。

内藤さん必死です。

1年ごとであっても、恒例になってくるっていいですね。

よっしゃー!となります。

最後の納品まで頑張りますよ。


何より、お客さんがとても幸せそうなんですね。

カップルも、妊婦さんも、ちびっこも、お父さんも、お母さんも、お婆ちゃんも、おじいちゃんも。

内藤さんの写真は、人の写真がとてもいい。(もちろん他の写真もいいですよ)

まだ、日程に余裕があるようなので、是非是非この機会に!!

自分が撮らなくても、プレゼントとして撮影自体を贈るのもよし。

年賀状に使う為に家族写真を撮ってもらうもよし。

ふらっとサンダルで行ってみるもよし。

構えず、気軽に行ける写真館ですよ。



台紙の種類は2つ。


◎木製の台紙/製造:青松ワークス(文字切り抜き、塗装、より紐)、koro



表紙のロゴは、一枚一枚手作業で抜いています。



昨年はワークセンターほほえみさんのより紐でしたが、
今年は木工と同じく青松ワークスさんで作っているより紐を使用しています。
この紐、自転車を改造したオリジナルより紐機で作られています。
この製造模様はまた別にご紹介しますね。



飾っておくこともできます。


◎紙の台紙/製造:わかばの家(牛乳パックの紙すき)、koro



厚手のしっかりとした手漉き紙を縫い合わせて袋状にしています。



簡易フレームの中に写真が入っています。
ロゴスタンプは、内藤さん自ら押しています。



sunday写真館
〜「今」をフィルムに残してみませんか?〜

●スケジュール
11月17日(終了)/24日(終了)/25日(終了)
12月2日/8日
●時間 9:30〜15:30 
●料金 3,000円(紙の台紙)、5,000円(木の台紙)、8,000円(額装)
●申し込み メール naitomasako@gmail.com までご連絡ください。
●問い合わせ 090-4544-4280
※1組30分単位で受け付けます。ご予約優先です。







2012年10月29日月曜日

サポート事業記録@陽廣園

廃材のロウを使って新たな商品を開発中の陽廣園さん。

試作つくりにおじゃましてきました。


このろうそくを使います。

ドライフルーツメーカー

なかなか方向性が決まらない・・・うむむ。

と迷われていたので、

当初目標にしていた「クリスマスへ向けて製作してみてはどうか?」という方向性を模索。

原点に戻るって大切ですね。





ということで、手始めにリースを作ってみましょう。

バットに流したろうに半分はドライフラワーやフルーツを入れて型抜きをして固まるのを待ちます。

固まったら型抜きをして、、、





デコってみました。

ロウのテクスチャー、面白い。

熱で成形が出来て、材料のロスが少ないのがいいですね。


さて、2時間程わいわいと(私たちが)作らせてもらいましたが、最終的なかたちへおとし込んでいくのは施設さんの仕事です。

どう、利用者さんの仕事へ繋げていくか?

楽しみです。


たくさんの福祉施設の自主製品に出会ってきましたが、

やっぱり強いのは、

そこで働く「利用者さんのちから」を信じて、

そのふんわりとした目に見えないものを具現化(商品化)しているものだと思います。


「背景にあるストーリー」なんてよく言われますが、

そのストーリーを、まず、共に働く職員さんたちが深く大切にしているかどうか、

そこにかかってくると思います。


そして、その現場とどう付き合って、盛り上げていくか。

私たちは先へ先へ行かなければいけないんだなぁと、

結局、

己に「しっかりやれ」と今一度気合いを入れ直しております。







































2012年9月20日木曜日

サポート事業記録@陽廣園

廃材のロウソクを使って新しい商品の開発に取り組みたい、という陽廣園さん。
必要器具等を揃え、試作を開始したとのことで、伺ってきました。

気持ちのよい風が入り込んでくる作業室で、3名の方が作業されていました。
今日は利用者さんが少なかったようです。

葉っぱのかたちに切り取られた板にヤスリをかける作業や、銅線のビニールをはがす作業をされていましたよ。

作業名が書かれた看板がいいですね。線当番!!








いくつものヤスリを使ってけずる姿は職人のようでした。
そして、ノートにびっしり書かれた仕事の工程やこつ!!
これ、なんだか素敵でした。
「企業秘密ですか?」と聞いたら、「それならそう書きますよ。」と言われました。

さて、気になっていた2階のフロア。今日はこちらで試作を行うとのこと。
登ってみたかったんです、私たち。




今まで制作してきたのはミツロウキャンドルでしたが、
原価が高い・・・などの理由で、葬儀場からでるロウソクを使用して製品を作りたいとのこと。ミツロウ、いい素材なんだけどなぁ。と思いつつ、この廃材ロウソクもなんだか面白い素材ではあります。(ミツロウとは全く違う性質ですが・・)

葬儀場で使用されたロウソクには空気がたくさん入れてあって、このロウソクを削って溶かして成形しても半分以下くらいになるそうです。



このロウソクを使ってオーナメントを作ろうと試作をされていました。
当初クリスマスに販売できるといいなーとおっしゃってましたが、
間に合うかなー。






摘んできた植物なども入れたい!
ミツロウのバラもいれてみよう!
(利用者さんでバラの成形が出来る方がいるとのことです。すごい!!)
花びらのかたちもきれいね!





小林もバラ作り、やらせてもらいました。
上手にできて満足。


1階ではメンズが作業をし、2階では女子会。

私たちも楽しくなってきて、色々と参加させていただきました。
(横から偉そうに支持して失礼しました。)
中嶋に至っては、ロウと組み合わせてみたいと思って、沖縄の珊瑚を持参。
型にロウを流し込んで入れてもらいました!!



今後も試作を重ねていくとのこと。
ロウを使った作業、なんだかとても楽しかったです。

あと、今回は間に合わなかったのですが、ドライフルーツなども入れてみたいとのことで、ドライフルーツメーカーなるものが導入されていました!!



うーん、どんな展開になるのでしょうか??
楽しみです。


昨日、今日と試作を始めた施設さんに訪問して強く感じたことは、
「つくる」ということに慣れていくことがまず必要だな、ということでした。

なんでもやってみる。
とにかく手を動かす。
ネタを探し続ける。
楽しいことに集中する。

身体と感覚が「つくる」体制になっていないと、やっぱり世界が狭まくなる。
からだがこわばっていると指がうまく動かない。
思い通りにいかないとテンション下がる。

リラックスすること。
なんでもやってまえ精神。
この目とこの身体で全てを確かめてやる。

そんな気持ちが膨らむと次ぎに行けるのかな。
ダンスなんかしてから試作に取り組むなんてどうかな、と本気で思った次第です。


「つくる」という行為は奥深いですね。










サポート事業記録@ワークセンターふぁみりー

米粉ドーナツに続いて、米粉パン製造を検討中の「ワークセンターふぁみりー」さん。

まず基本のパン作りを学ぼうと、調理師専門学校の先生に来ていただくとのことで、私たちものぞきに行ってきました。

私たちが伺ったときには焼き上がるというところで、伺うなり試食させていただくというちょっとずうずうしいタイミング!いいとこどりでした。


ふぁみりーさんは、今年の5月より菓子製造を本格的に始めたとのことで、厨房のオーブンやパントリーはぴかぴか!!

これからやるぞー!という雰囲気に溢れています。


本日は1名の利用者さんと2名の職員さんがパン作りを学ばれていました。

お昼ご飯も押せ押せでがんばっていたとか。ご苦労様です。












一般的な食パンとバターロールをベースに、生地の成形の違いによる仕上がりの差や、オーブンとの相性、食感や味、などなど、単純にみえて実際作ってみると気づくことは多いですね。

成形が思いのほか難しかった,,,との感想を聞きました。


さて、ここからまた試作を重ねて、最終的にどんなパンを目指すのか考えなければいけません。

当初考えていた「米粉100%」は現実的にちょっと難しいのではないか、という意見があがりました。

米粉の性質により固くなるなど、ちょっとくせもののようです。



ふぁみりーさんのパン作りは今スタートしたばかりです。

今、とても重要なときだと思っています。

パン製造を仕事としている施設はたくさんあるし、パン屋さんだって数えきれない程たくさんあって、その中できっちり売上げをあげて工賃アップに繋げていくことを目標とするならば、

目指す方向、どんな味のパンを作りたいのか、何にこだわるのか、具体的に思い描くことがとても大切だと思っています。

考えて、思い描いて、決めて行くのは大変な作業です。

でも、今やらねばならないこと。

試行錯誤、手を動かして、創造力を膨らませて、最初の一歩をいい方向へ踏み出せるといいなぁ。


当初、パッケージ及び販路のところでのコーディネートの予定でしたが、もう少し違う角度からの視点が必要かな。


ということで、これから!!これから!!
ここからどう積み重ねてゆくのか楽しみですね。


ということで、パン作り経験(パン屋さん勤務経験)あるかた、募集!!とのことですよ。少しお手伝い頂ける方がいたらいいなーとのことです。
興味ある方、もしくはご紹介頂ける方、是非ふぁみりーさんまで。

ワークセンターふぁみりー
新潟市西区山田2517番地9
025−233−6722