2011年8月26日金曜日

いみず苑のエコポット班

素敵な商品を作っている施設さん、こんにちは。

ということで、LIFEさんの二周年記念の商品に使わせていただいた、エコポットを製造している『いみず苑』さんにおじゃましてきました。

いみず苑さんは、富山県射水市にあります。とてものどかな風景が広がる中にあります。富山であろうが、新潟であろうが、施設はいつだって、のどかな風景の中。

ご案内いただいたのは、エコポット班担当の職員、水口さん。自らを『ウォーター(水)マウス(口)』と名乗る水口さん。これまで電話とメールだけのやりとりだったので、おじさんだと思ってたら、意外に若かった水口さん。商品の発注から発送まで、福祉施設には珍しく、スピード感溢れる対応で、絶対に前職は営業職だと思ってたら、福祉畑だった水口さん。利用者さんとの関係が絶妙な水口さん。

そんな水口さんのご案内で、エコポット班を見学させてもらいました。

エコポット班ベテランの方が、作る工程を実演してくださいました。出来上がったものをみただけでは、一見大変そうではないのですが、ひとつ作りあげるまで、相当な工程をふんでいるのです。そして、製品としての完成度を高めるために、多くの時間をかけて、工夫をし、試作し、そんな地道な取り組みが、工房の中に見えました。

私たちがお願いしたかたちとサイズは、いみず苑さんではやったことがないかたちだったのことですが、それでも、バシッときめてくれました。

仕事をお願いするにあたって、決め手は、何よりもやる気だなぁと、教えてもらいました。小さな仕事もばかにしない。そして、その姿は電話の対応だけでもわかる。

新しいサイズとかたちも発見。
これは、次につなげたいなぁ。
そんな、こころがわくわくするような訪問でした。


あ、あと、いみず苑さんオリジナル商品。金魚や昆虫用のエコポットのお墓だって!斬新!

2011年8月17日水曜日

金沢へ行ってきます!!

初県外出店デビュー!!

『Shintatemati Craft Bazar』
8月20日(土)
11:00〜20:00

に出店します。


金沢の中でも素敵なお店がたくさんあって個人的に好きな街、新竪町。


素敵な出展者の方が多くて、音楽もあったりと、とても楽しそうなイベントです。


是非、お近くに来た際は遊びに来てください。

新潟からだと遠いなー。

2011年8月10日水曜日

LIFE2周年記念!!

六月の半ばの頃。
お世話になっているITALIAN RESTAURANT LIFEさんより2周年記念の商品を作りたいとの提案をもらいました。

LIFEさんに合う素敵な商品はないものかなーと今までお邪魔した施設さんや出会った商品などを思い出し、ピカーン!!と思いついたのがエコポットでした。

植物がたくさんあるLIFEさんにぴったりと思い、店長さんに提案したら「いいですね」とのこと。

エコポットとは、牛乳パックや段ボール、新聞紙などの紙を細かくして水と圧力だけで固めて作る植木鉢です。

紙が材料だから、植えた植物に水をやった場合、余分な水を植木鉢が吸ってくれるという優れもの。また再生紙で作るってのがいい所です。

今回は、富山県にあるいみず苑さんでエコポットをお願いしました。
http://www.imizuen.jp/
段ボールで作るエコポットがすごく雰囲気が良く、対応も素早く助かりました。
来週には、いみず苑さんにお邪魔する予定で、それも楽しみです。


エコポットには、2周年記念ということでロゴも入れこんな雰囲気の良い商品ができました。カモミールとクレソンの種も一種類ついています。
LIFEさんが撮った写真がすごく素敵なのでお借りします。



LIFEさんのブログでも丁寧に紹介してくださっています。
http://life0805.exblog.jp/16383488/

素敵な商品になったので、ぜひLIFEさんでおいしいご飯を食べ、エコポットも見てください。


エコポット、新潟でも作っている施設さんがあります。
「すずまり」さんという施設さんです。
牛乳パックや新聞紙などを使って作り、伺った時には丁寧に説明もしてくださいました。
新潟で欲しいという方はぜひこちらもおすすめです。
http://www5.ocn.ne.jp/~suzumari/index.htm


今回、LIFEさんと商品を作らせて頂きましたが、今回のエコポットの様に、注文いただいた方の希望やイメージに合うものを福祉施設で作られる商品の中から見つけ提案する事って可能性が大きく広がるのだという希望を持つことができました。

きっと多くの人が知らない隠れている商品がまだまだあるのだと思います。

それを探して誰かに提案するという仕事も私たちにとって大切な仕事なのだと思います。

なにか探してほしいという方がいましたら是非私たちにお声かけ下さい!!(笑)






2011年8月9日火曜日

オーロラさんに出会った。


ちょっと、いや、だいぶ前のこと。

新潟市西区にあります『グループホームオーロラ』さんにお邪魔してきました。

とあるイベントで、コットンの種を販売されていて、その種はなんと自家栽培!その他にも、全盲の方が大きなリリアンのような道具を使い、編みものをされていたり。とても興味深くいつかお話を聞きに行こうと思っていたところ、ご丁寧にご連絡をいただき、伺ってきました。

お得意のgoogle mapをさくさくっと使って近くまで来たところ、ご丁寧に看板がありました。

矢印の先には、オーロラ。
いいことありそう。

静かな住宅街の奥に、オーロラさんはあります。

この日は利用者さんが少なかったのですが、地域の方もいらっしゃって、とても温かく迎えていただきました。


まずパイナップルでも食べなせ、と。


一瞬で、心を掴まれたわけですね。
いや、食べ物じゃないですよ。
雰囲気です。オーロラさんに流れている気が『家』なんです。ちゃんと『場所』ができている。

オーロラさんは、私たちが普段訪れている作業所というものではありません。コミュニティスペースというかんじでしょうか。年齢層が高めで、バリバリ働く!という場所ではなく、様々な思いを持った方々が集う場所。

皆さん、とても器用。
コットンの種を畑に撒き、育て、綿を収穫し、ゴミをとり、紡いでよって糸にし、将来的に製品を作るということをやり始めたとのこと。今はまだ試行錯誤で段階を踏んでいるとのこと。


なんてこったー!!
す、すごいぞ、オーロラさん!!


そして、お昼ご飯。
事前に、よかったら一緒にどうぞ。と言っていただいたので、お願いしてましたら、なんと、なんと、手づくり!
しかも、グリーンカレー!
盛り付けもおしゃれ。

しかもデザートは、手づくりの流れ梅!この梅がたいそう美味しかったのです。




「よく生きるとはどういうことか」を、深く考え実践しているように見えました。

代表の高橋さん。
沢山の話をしていただきました。

その中でも印象に残っているお話の一部。

『障がいがある方や社会的に弱い立場にある方の存在に初めて気がついたのは昭和39年の新潟地震のとき。それまで全く関わりがなかった人たちに触れた。そこから50年近く福祉の世界で生きてきた。30歳から始めて。だからね、今回の地震も何かあるのかもしれない。』

その時代、女性が発言することも、働くことも、今とは全く違う価値観の中で、弱い立場にある人たちたちの人生を想い、行政にかけあって、正しいことを声をあげて生きてきた人。

高橋さんのような人がいて、今の福祉がある。そうでなければ、私たちの仕事など生まれなかったかもしれない。

自分たちなど、ちっぽけで微力だ。

そして、『食べていけてるのか?』という質問に、『いえ、まだまだ…。』と答えざるを得ない私たちに、そんな頼りない私たちに、それ以上何も突っ込まず、笑顔で『ま、がんばって』と。



涙がでそうだった。



ふと振り返り、全くもって自分たちの紹介を詳しくしていなかったことに気づく。(なんて失礼な!)それでも、理解していただけていたという感触を持てたのは、なんだろう。この世を長く生きてきた、いくつもの時代をしっかり見てきた人の眼と心は温かく広く深い。


オーロラさん、好きだな。
時間をかけていい商品作れたらいいな。