2011年11月22日火曜日

日々の掃除道具展@たねん.

明日より「たねん.」さんにて開催される展示会に、結屋の廃油せっけん(粉)が登場です。お掃除にまつわる品々が並ぶということです。

新潟市西区にある「地域活動支援センター結屋」で製造している廃油せっけんを、削って、削って、削って、ひたすら削って、粉にしました。



固形石けんよりも使い勝手はよく、幅広くお使いいただけると思います。

現在主に販売させていただいている「結屋の塩せっけん」は、この廃油せっけんを塩で煮たものです。(下の写真は塩せっけん)



せっけんの質としては塩せっけんのほうが良質ですが、結屋さんは劣化し過ぎた廃油は使用しなかったり、EM発酵液を使用したり、pH度をしっかり計ったり、質にこだわってせっけん作りをされているので、粉の方も安心してお使いいただけます。
(ただ、肌の弱い方はお気をつけくださいね。)

今回、たねん.さんからお話をいただいたときには固形の塩せっけんを販売させていただこうと思っていたのですが、お掃除ならば粉せっけんの方が使い勝手がよいかも!ということで、粉せっけんでの販売となりました。

粉をお湯に溶かして液体にもペーストにもできます。
重曹と混ぜてパワーアップします。

などなど、詳しくはパッケージ内に使用方法の紙が入っていますので、ご確認ください。
一度お試しあれ、です。

内容量80g/¥525(税込み)



あと、今回はもうひとつ大事なところ、知りどころ、押さえどころがありまして。

パケージに新潟市江南区にあります「わかばの家」さんの牛乳パックの手漉き紙を使用しています。パッケージを開けてそのまま容器としてお使いいただけます。


写真が異様にドラマチックなのは気のせいです。

「わかばの家」さんでは、回収した牛乳パックやジュースのパックを集め、フィルムをはがして、細かくちぎって、水と撹拌させパルプを作り、梳き枠に流し込み紙を作っています。


何も特別なことではありません。
難しいことでもありません。


なんてことのないような作業を丁寧に時間をかけて日々こなしていく。
地味で、小さくて、大きなお金に変わるわけでもない。

けれども、そういうなんてことないものが施設の建物から社会へ出て行って、始めてそこに価値が生まれるのではないかと思います。

施設の中だけで、その周辺だけで、終わらせてはいけない。
破壊と再生を繰り返す「廃材で紙を作る」という作業には可能性がたくさんあると思っています。本気でそう思うわけです。ひとのちからは凄いのだ。


そんなこんなで、明日より販売させてもらってます。
詳しくは「たねん.」さんHPでご確認を!!

◎日々のお掃除道具展
11月23日(水・祝)〜11月27日(日)
11:00〜17:00(最終日は16:00まで)
at : たねん.  新潟県新潟市秋葉区新津東町1-9