「事務所をもとう」と決めたのはたぶん一年前くらい。
色んなタイミングと出会いが重なってkoroが始まって、
中嶋家の2階に夜遅くまで作業場が広がり、
中嶋家の旦那は自宅に奥さんがいるのに食事にありつけなかったり、
小林家の6畳一間がカオスになったり。
「どこで仕事されているんですか?」の質問に、
社会的信用の必要性を感じたり。
「出勤したい」
そんな思いも強くなり、
あれこれ物件を探したり、聞いたり、みたりして、
ようやく今年の7月の上旬に、物件を借りました。
新潟市の中心部にあるぼろっとした長屋の一部分。
家賃は安いけど、結構手をいれないといけない物件。
物件を見にきたときは、鍵が壊れているとの理由で、窓から入りました。
そして、土足で見学しました。
クモの巣にひっかかりました。
2年も使っていないその空間は、埃っぽくじめっとして暗かった。
普通の女子なら速攻やめるであろう、この物件。
でも、決めちゃった。
そして、しばらく一緒に物件探しをしていた設計屋の田中くんとシェアすることにしました。
設計のご用命は、田中洋人建築設計室まで。
そんなこんなで、借りて2ヶ月。
まだできていません!
敵は思ったよりも手強かった・・・。
古い物件のゆがみ具合に悩まされ、
仕事をしながら仕事場を作るという、わけのわからない状況に息をきらし、
それでも、自分たちの城を、時間がかかってもなんとかいい仕事場を。
との思いで、現在も工事進行中です。
2階部分の工事をしながら、1階部分に海の家風な作業スペースを作り、
なんとかこの場所で仕事を始めています。
使っていくことでみえてくることもあるな、と。
先日、このまだ完成していないこのオフィスに名前がつきました。
『ハチスオフィス』
この物件の裏に植物をたくさん育てているおじさんが、
ある日「むくげ」の鉢を4鉢くれました。
「むくげ」を調べてみると「ハチス」という別名があると書かれていました。
いい響き。
で、仕事場なので、働きもののハチの巣みたいなイメージもついていいね、と。
以下、中嶋のfacebookからの引用です。
響き重視。裏のおじさんがムクゲの鉢をくれたのがきっかけでムクゲの別名が『ハチス』なのです。そして蜂の巣的に働き者の蜂になりたいってのと、たくさんの穴をこれからたくさんの人たちと埋めていきたいとか、裏のおじさんとの繋がりのように繋がりを大切にしたいとか、もうカッチャカチャないっぱいの意味が含まれているはずです!!
ということで、ハチスオフィス、よろしくね。
壁塗りやりたい人、お掃除好きな人、随時募集中です。
来年の春には完成パーティーしたい。