ずっと行ってみたかった場所へ行ってきました。
すてきな看板を発見。
グリーンがたくさん。グリーンのものって結構あるんですね。
ぽんかも緊張気味で、
鳩ボンボンの生存を確かめたり、
見てみたかった商品があって、
イチオシはあのポストカード。
建物の渋さと古さにわくわくしたり、
ガラスに描かれた絵しりとりが途中でわからなかったり、
フラッグがかわいくて、
かわいくて、
かわいくて。
蘇民将来という民芸品を知ったり、
半炒飯(ハンチャ)という名前のお部屋でお茶をいただき、
地域との関わりが見えたり、
柳町という地名がとっても小さい範囲だったり、
山が近くて大きかったり、
噂のルヴァンさんがあったり。
ということで、先月のことになりますが・・・
桜が満開の頃、長野は上田市にあります「LIBERTE」さんへお邪魔してきました。
現在リベルテさんのギャラリーでは「グリーン グリーン グリーン/GREEN GREEN GREEN」と題して、グリーンの商品がたくさん展示されています。
koroも参加させていただいています。
ということで、小旅行気分で上田へ行って参りました。
長野と新潟。
近くではあるけど、また違う風土と文化。
とても刺激がありました。
なによりも、理事長さんとスタッフさんのお話にちからをいただきました。
リベルテさんは、主に障害がある方々が利用する事業所です。
今月で開所からわずか1年。
その立ち上げのお話、とても興味深かった。
例えば、ひとつの事業所を立ち上げるとき、きっと私だったら、「○○さんのために」とか「○○のために」みたいな具体的なターゲットがないと、動けないようなきがしているのですが、この方々は違った・・・。
「誰かのため」という直接の目的ではなく、まず誰かを受け入れる為の「器」を作った。
しかも、絶対に必要だと確信して、場所を探して借りて掃除をして空間を作り、受け入れる体制を整えた。それが始まり。最初は利用する人がいないままのスタートだったらしい。でも今は、リベルテさんを必要とし利用する人がいる。
これってすごい事だと思うんです。
両手を広げてただただ受け入れる場所を作る。
すごく勇気のいることだし、懐が深くないとできない。
ものごとの始まりには、そういう方法もあるのだな、と思いました。
「福祉」というものに対する新たな価値観を教えてもらったような気がします。
地域の中でリベルテさんのような、たおやかで緩やかでひとつ芯のあるような場は、とても大切なんだと感じました。
だいぶ端折って書いているので、興味がある方は是非リベルテさんまで行ってみてくださいね。
なにより、とても素敵な商品たちがたくさん並んでいます。
散財してもいいくらい素敵な商品があります。
お財布を握りしめて、是非上田へ!!
Gallery GREEN 春の企画
「グリーン グリーン グリーン/GREEN GREEN GREEN』
2014年4月8日(火)〜6月19日(木)
会場:ギャラリーグリーン(NPO法人リベルテ スタジオライト内)
長野県上田市中央4丁目7−23
時間:10:00〜16:00
定休日:日、月
昨年、講師としてお話をさせていただいた「福祉をかえるアート化セミナー」でご一緒したリベルテさん。
今回、リベルテさんに併設している、ギャラリーグリーンでの企画に参加させていただきます。
グリーンの商品が並ぶとのことです!
koroからは、「ぽんか」と「鳩ボンボン」を出品させていただいています。
最後に・・・
リベルテさんの設立主旨、とても心に響くものがあります。
(以下、ホームページより引用)
街を歩くその先々で眺める風景や、ふと手にとったペンで描く線や形、または自分の何気なく選んだ今日の服装も、大切な個性や自己決定であり自由です。私たちリベルテは障害のある方たちと、そんな「何気ない自由」や「権利」を尊重していける社会や人、関係づくりを行っていきます。
障害のある方の日々の「からだ」と「こころ」や社会的な状況は、その日「生きること」に切実です。ですが、障害は、障害と一緒に生きている個人だけが抱え責任を負うものではないと私たちは考えます。人が生きる上で、人との関係や社会の中で生じる「摩擦」が、ひとりではどうしようもできない困難となる時に、それは「障害」となると考えています。
地域社会で暮らす中で生じるその「摩擦」は障害のある人たちにとっても、もちろん私たちにとっても、「何気ない自由」や「権利」を削りとってしまうことがあるでしょう。「何気ない」ことだからこそ、意識や注意を払っていないといつの間にかなくなってしまう・失われてしまうような小さくてささやかな「権利」や「自由」は、日々の中にたくさんあります。だから、私たちリベルテはその「何気ない」人の個性や想いを大切にしていくことを活動の主軸に置きます。
それを実現する為に、まずは地域の中に障害のある方の活動を支える場をつくります。行為や表現、関係やそれらが生まれる時間と場所、機会をつくっていきます。人々を緩やかに巻き込み多様な価値観を肯定していく仕掛けを考え試行し続けます。そして、人が日々暮らしの中にある何気なく決定している選択や気持ちや考えを尊重しながら、「何気ない権利」と「自由」を実践していきます。
その為には、障害者福祉事業として個別具体的な支援と実践を継続的に行う必要があります。特定非営利活動法人格を得ることで個々の人と社会を、支援を媒介しながら繋げていくことが出来るようになります。法人の名前はフランスの詩人ポール・エリュアールが第二次世界大戦中に発表した「Liberté自由」と言う平和と自由を謳う詩から取りました。何気ない、しかし大切な個性や自己決定であり自由を、障害のある方たちと、尊重していける社会や人、関係づくりを行っていくために特定非営利活動法人リベルテを設立します。
(小林)