みなさまへ
日頃よりkoroの活動に関しまして、 ご理解ご指導を賜りまして誠にありがとうございます。 この場を借りて御礼申し上げます。
本日は皆さまにお知らせがございます。
突然ではございますが、2014年7月31日をもちまして、
理由としましては、それぞれの生活環境の変化や福祉に対する思いなど、現在の状況からみて、 二人が揃って同じ目標をもち仕事をしていくには、 使える時間や環境の違いから無理が生じてくることが考えられたか らです。
今後は、それぞれ個人で、 福祉の現場に関わっていきたいと思っております。
二つの道がそれぞれに広がることで、 koroで得た事がより深みを増して行くのではないかと考えてお ります。2010年秋の始まりから、 koroの活動を応援し多くの人へ私たちの存在を伝えていただき 、また、 商品を通して福祉のものづくりに触れていただいた皆様には、 心より感謝しております。ありがとうございました。
これまでいただいた貴重な体験と経験をもとに、 今後増々発展していけるよう、 より一層気を引き締めてそれぞれの立場で取り組んでいきたいと思 います。
中嶋と小林、二人での仕事はなくなりますが、 これから新たに動き出すそれぞれの仕事にご期待いただき、 またお力添えをいただければと思っております。
今後「koro」という名前は、 これまで企画開発し販売させていただいている商品全てを括るブラ ンド名として継続させていきます。また、商品の管理、 ものづくりコーディネート、 障害がある方々の展覧会の開催サポート、各種企画、ご相談、 お問い合わせ窓口といった、 これまでkoroとして取り組んでまいりましたすべての業務に関 しましては、小林の新規事業「企画製作室Bridge」 に移行し、商品販売の分野のみ、中嶋と小林で共有していきます。
お付き合いいただいている販売店舗様、 各種お取り引きいただいております事業所様に関しましては、 これまで通りお付き合いいただきたく改めてご挨拶に伺います。 お取り引き事業名の変更によりご迷惑をおかけすることもあるかと 思いますが、ご理解をよろしくお願い致します。
長くなりましたが、 以下それぞれからのメッセージをご挨拶にかえてご報告とさせてい ただきます。ありがとうございました。そして、 今後ともどうぞよろしくお願い致します。
2014年7月
koro/art & design in welfare
中嶋梨沙 小林あかね
※koroのホームページ、ブログ、facebook、 twitter、 は閉鎖はせずにそのまま記録として保留させていただきます。 今後の情報は、 企画製作室Bridgeまたは中嶋の個人のアカウントからの発信 となります。そちらからチェックをお願いします。
※メールアドレス、電話番号、 fax番号はそのままお使いいただけます。
【以下、各自よりご挨拶です】
出産のため、お休みしていましたが、この度、育児との両立の中で 続けていきたいとの想いから、このような形を取る事となりました 。
koroの商品を通じて福祉のものづくりを伝えたいとの想いは変 わらず、これからも販売を主にして、その部分は続けて行きたいと 考えております。
ただ、内部の体制として、koroの商品管理や現在の卸先様に関 しては小林が行う事となりました。
関係各所の皆様には、koro立ち上げから温かく見守り、お声掛 け下さった事、感謝の気持ちでいっぱいです。
出産を機にkoroを離れ外側から見ることが出来、自分が思って た以上に多くの方が応援下さっていること、そして多様な仕事が求 められている事を感じ、自分の役割を再度考えさせられる時間とな りました。
今後の私自身の新しい動きとしては、自分が母となったことをきっ かけに、ずっと現場でも感じていた事である、障害のあるお子さん の保護者の方々の力強さや想いから、自分自身、 力をもらっていたので、そのパワーと想いを汲み取って何か出来な いかとワクワクしながら考えています。
また新しく動く際には、お知らせさせて下さい。
koro自体は無くなる形となりますが、商品や今まで行ってきた 想いは変わらず続いていきますので、今後も私たちを見守って頂け れば幸いです。
どうぞよろしくお願いします。
中嶋 梨沙
koroの商品を通じて福祉のものづくりを伝えたいとの想いは変
ただ、内部の体制として、koroの商品管理や現在の卸先様に関
関係各所の皆様には、koro立ち上げから温かく見守り、お声掛
出産を機にkoroを離れ外側から見ることが出来、自分が思って
今後の私自身の新しい動きとしては、自分が母となったことをきっ
また新しく動く際には、お知らせさせて下さい。
koro自体は無くなる形となりますが、商品や今まで行ってきた
どうぞよろしくお願いします。
中嶋 梨沙
金沢で「障害者施設」に勤務し7年間。
新潟に戻ってきて、すぐにkoroが立ち上がり4年。
「障害」とか「福祉」 という世界になんの関心も寄せていなかった私が、 この世界に関わり始めて11年という月日が流れました。
その間、私に何ができたのでしょうか。
だれかの何かになれたでしょうか。
「福祉施設のものづくりがもっと世の中に広がるように」
そんなキャッチフレーズはきちんと実現できているのでしょうか。
いやいや、ぜんぜん、まだまだ。
これまでの仕事についての「結果」はどうでているのか。
それは、いまはまだぼんやりしているような気がします。
しかしながら、これまで積み重ねてきたことに対しては、 少なくとも小さなコミュニティーではなんらかの意味を持ち始めて いて、やってきたことに間違いはなかったと思っています。
その確信は、 福祉施設のものづくりの現場のめまぐるしい変化によってもたらさ れ、ますますこの世界の大変さと面白さを体感しています。
これまで、控えめで半ば諦めの多かった福祉施設は、 今や自信をもって、どんどん世の中に打って出る、 そんな風が吹き始めてきました。
また、障害者施設に関わる多くの人の、眠っていた、もしくは、 押さえ込んでいた前向きな気持が、ここ数年で、 この社会に滲み出て来ている、そんな感覚を覚えています。
現場の職員さんには、なにかコトを起こして変わらなきゃ。 と思っている人がたくさんいることも見えてきました。 またその逆もしかり。
そんな状況のなかで、「福祉プロダクト企画販売koro」 という器だけでは到底足りない。 それぐらい現場の思いはエネルギッシュに溢れてきています。
「企画製作室Bridge」 というこれから始まるあらたなステージでは、 そうした目には見えなかったモノたちを掘り起して「 みえるかたち」にしていくことに、 より一層プロフェッショナルな意識をもって取り組んでいきたいと 思っています。
福祉のものづくりはまだまだ可能性に秘めている。
その可能性を他の分野と融合させながらどこまで広げられるか。
あらたな挑戦です。
これからの10年、きっと今まで以上に面白い展開になる。
みなさまにはどうか、見続けていただきたいと思っております。
最後に。
4年前、 地元とはいえ13年ぶりに帰って来た浦島太郎状態の私にとって、 なんの繋がりもなかったところに、 新潟が地元ではない中嶋が時間をかけて作った人間関係の繋がりの 力を借りてkoroをスタートし、 ここまで多くの方々と繋がれたことに、 なにより深く感謝をしております。
ひとを大事にすること。
ひとをとりまく環境に敏感であること。
ひとの手から生み出されるものによりよい価値を見いだすこと。
ひとを育てられる立場になること。
強い使命感と覚悟をもって更なる発展を。
気持ち新たにスタートです。
今後ともどうぞよろしくお願い致します。
小林あかね
企画製作室Bridge